2015/07/14
原作「ニトロプラス」のアニメはなぜ売れるのか
2015夏から放映している原作ニトロプラスのアニメ「がっこうぐらし」。
SNSなどで本作は話題になっているが、ニトロプラスのアニメはなぜこうも次々とヒットし続けるのか、がっこうぐらしを例にあげて考察してみたい。
がっこうぐらしとは?
がっこうぐらしは、まんがタイムきららフォワードで連載中の漫画、2015年7月から放送されているアニメである。
原作はニトロプラスの海法紀光(@nk12)、作画は漫画家の千葉サドル(@chibasadoru)。
「え? ニトロプラスって虚淵玄じゃないの?」と疑問を感じる人もいると思うので、ニトロプラスの主要人物についてファン歴6年のオタクがざっくりとご説明したい。
虚淵玄…PCゲーム「沙耶の唄」、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」、小説「Fate/Zero」で有名。
でじたろう…ニトロプラスの一番偉い人。
津路参汰…すーぱーそに子の原画で有名。シナリオライターの下倉バイオとのコンビでお馴染みであり、そに子もコンビ作「アザナエル」のキャラクター。
で、海法紀光って誰なんだ。
がっこうぐらしは世界観や設定が良い
海法紀光が誰であっても、シナリオライターが誰であっても、ニトロプラスに共通することが「世界観や設定の濃さ」にある。
今のPCゲーム業界は、期待を裏切らないという良い意味でテンプレ学園恋愛モノばかりなので、ニトロプラスは周りから浮いていた存在だった。
それでも、沙耶の唄やスマガなどの設定が作りこまれた作品では話題になり、高い評価もされていた。
そんなニトロプラスがアニメ業界で勝負してきたら、どうなるか?
その結果が「がっこうぐらし」の評価だと思っている。
「3話が勝負」、「つまらなかったら切る」と言われている厳しい環境下で、1話目から視聴者を惹きつける内容なのだから、話題になるのは当然でしょうね。
そして、見掛け倒しの設定ではなく、細部まで作りこまれているのがニトロプラスの凄いところ。ニトロプラスはソースコードまでも手を抜かないのだ。
これからどうなる?がっこうぐらしの感想
1話後半の掴みがうまくて、2話以降にも期待している人は多いはず。
気になるのは今後の展開ですが、「がっこうぐらし」は原作が漫画なので先取りできちゃいます。
私は原作未読組なので、アニメに期待。
叙述トリックってアニメだと表現が難しいけれど大丈夫なのか?と心配になる一方、ニトロプラスだから良い作品にしてくれるという安心感。
この調子で最終話まで突っ走ってもらいたい。